excel.exe
ExcelはWindowsの大変便利な表計算ソフトです．ここでは
Excelを使っての偏差値の求め方を紹介しています．以下で使っている簡単な例は
こちらでダウンロードできます．
グラフなどの作成機能についてはこちらをご覧下さい．
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はじめは総和の出し方です．和を求めたい最初のセル，ここでは「Ｂ２」から，結果を出力したいセル，
ここでは「Ｂ７」までドラッグして，上にある「ΣオートＳＵＭ」をクリックすると総和を
計算してくれます．結果を出力したいセル「Ｂ７」を選択して「ΣオートＳＵＭ」をクリックするだけで，
和を求めるべき範囲が自動認識されたりもします．
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範囲を広くすれば，まとめて総和を計算させることもできちゃいます．
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９０〜１００点の「秀」を４，８０〜８９点の「優」を３，７０〜７９点の「良」を２，６０〜６９点の「可」を１，
５９点以下の「不可」を０として平均：
を求めてみましょう．ここにXiは各個人の値，ｎは全体の人数です．まずは1900年の成績です．余談ですが，1900年はまだ19世紀で1901年から2000年までの100年が20世紀です．
和は「＋」，差は「−」，積は「＊」，商は「／」で表現できます．通常の意味で括弧「（…）」も使えます．
平均を出力させたいセル「Ｂ８」を選んで，半角英数で「＝（」を入力してからセル「Ｂ２」をクリックして「＊４」とします．値４の人が８人います．「＋」を入力してからセル「Ｂ３」を選択して「＊３」とします．同様にセル「Ｂ５」までを指定して括弧を綴じ，セル「Ｂ７」の人数で割ります．エンターキーを押すと平均が計算されます．
これらのセルの選択は相対的な参照になっていて，「Ｂ８」の右下の小さな■を右にドラッグすれば1901年から1904年までについても平均を出力
させることができます．
セル「Ｆ８」を選択すれば1904年についての計算式を確認できます．
分散
を求めてみましょう．Excelではべき乗は「^」で表現できます．
相対的な参照なので，セル「Ｂ９」の右下の小さな■を右にドラッグすれば1904年までについての分散を出力
させることができます．
セル「Ｆ９」を選択すれば1904年についての計算式を確認できます．
標準偏差は分散の平方根です．
Excelでは平方根を「SQRT」で表現できます．
セル「Ｂ１０」の右下の小さな■を右にドラッグした結果です．
セル「Ｆ１０」を選択して計算式を確認しています．
個人の偏差値Ｈｉは各個人の値Ｘｉから下記で計算できます．ここにｍは平均，σは標準偏差です．偏差値は個人の得点を，
平均が５０，標準偏差が１０になるよう変換した評価値です．
1900年の偏差値を計算させる列を加えるために「Ｃ」で列を選択して，上の「挿入」をクリックします．行を
加えるときも同様です．行や列の削除も同様です．間違って消してしまった列や行を元に戻すには，左上の の一番右をクリックします．
９０〜１００点の「秀」の偏差値を求めるために，セル「Ｃ２」を選択して半角英数で「＝１０＊（４−」と入力をはじめます．平均に対応する「Ｂ８」を選択したら，絶対的な参照にするために，ファンクションキーＦ４を押します．「Ｂ」の前後に「＄」が入ります．
これで絶対的な参照になります．８０〜８９点の「優」の偏差値の計算にも，同じ「Ｂ８」を使うためです．標準偏差のセル「Ｂ１０」も
絶対的な参照にします．
８０〜８９点の「優」の偏差値を求めるために，セル「Ｃ２」の右下の小さな■を下にドラッグして，「秀」のときには「４」だった値を
「優」に対応する「３」に直します．エンターキーを押すと「優」だった人たちの偏差値が計算されます．
以下同様です．
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